お知らせ

Nさん(University of Cambridge, Natural Science / Chirist's Hospital出身)

現在夏休みを迎えついに大学生活の1年目が終わりました。この1年は初めて渡英した年のような大きな変化は少なかったものの、もっとも学びある有意義な時間だったように思います。ここでは前回の1月のレポート以降にあった記憶に残った出来事を学習面を主にまとめていきたいと思います。

まず2学期は冬休みが終わりすぐに模擬試験がありました。年度末に受ける本試験と同じ形式ですが問題数を減らして現状の課題とおおよその成績を予想するためのものでした。しかし想定していたよりもずっと難易度が高く結果を見てかなり焦ることになりました。そこから4月までの間2学期の学習と並行して復習を行っていきましたが、かなり伸び悩んだ記憶があります。高校のころよりも学ぶ内容がっ複雑でその上に量も今までにないほどで情報が整理しきれず、どう効率的に知識を取り入れて定着させていくか新しい勉強法を見つけるのに試行錯誤を繰り返した学期でした。 

春休みに入るとすぐに進化学の授業のフィールドワークに出発しました。1週間ほどかけて湖や海にいる生き物を集め分類して勉強していくという内容でした。あまり天候に恵まれず外での作業はかなり大変でしたが、授業で扱った内容を実際に生かせるとても良い機会になりました。最後には自分で選んだテーマに沿って2日間実験をして発表する課題があり、自分で見つけたものをまとめてプレゼンするというのは有意義な経験になりました。

3学期は前半のみ授業や実験があり後半はすべて試験対策に使うことができました。成績に反映される試験がこの1回のみとなるためかなり緊張した状態で試験には臨みました。試験の数や期間は学部によってまちまちだったようですが、僕は合計6つの試験を受けて基本的にはエッセイなどの問題が中心でした。1年の初めはエッセイを時間以内に書き終わることにかなり苦戦しましたが、試験では練習の成果もあり無事にすべて書き終わることができ達成感を感じました。試験結果は現在ストライキの影響でまだ公表されていませんが、何もわからなかった最初に比べての成長に少しうれしくなりました。

この1年で多くの専門的な知識や実験の技術を学びましたが、それ以上に与えられたものをどう効率よく学習し、自分の知識として蓄えるかについて考えて学べたことが何より貴重な経験だったと感じています。2年生からは成績がすべて卒業時の成績に影響するようになるので、今年の学びを生かしてより一層勉強を楽しめればと思います