お知らせ

Nさん(University College London, Economics / Fettes College出身)

休学明けのUCLの二年目はあっという間でした。初年度が完全オンラインであったこともあり、今 年は慣れない生活に順応することに必死だったので正直なところあまり記憶がありません。

とはいえ、振り返ってみれば、学業面では特に収穫が大きかったと思います。今年は経済学の基 底をなすマクロ・ミクロ及び計量経済学に加えて税制経済や科学経済といった沿革的なものまで 履修したのですが、これらを休学期間中に勉強していた法律の知識・考え方と組み合わせること でより一層物事の本質に沿った、演繹的な思考が可能になったと思います。

現在ウクライナ情勢に伴うコスト高や中国不動産バブルの崩壊といったショック的な変化から、AI の台頭による労働市場の変化といった構造的な変化まで様々な経済的変化が起きています。従 来の帰納的なモデルや考え方が通用しなくなってきている現状について学び、それらを踏まえた 上での今後の施策構築の術について学べたこの一年は私の卒業後の仕事においても大変貴重 なものとなると感じています。

私生活面では、最近友人に誘われてゴルフを始めました。一緒に近所の打ちっぱなしまで出か けたり、Par3のミニコースを回ってみたりと、少しずつですが友人の指導のもと練習をしていま す。やり始めてわかったことですが、ゴルフは対人要素が薄く、毎回自身と向き合い、改善点を洗 い出し修正するといった地道な努力を積み重ねることが求められます。この姿勢は上述の本質 論に通ずるところが多く、私はゴルフを通じて「相対的な努力」よりも「絶対的な努力」の重要性を 再認識させられました。現在は友人のクラブを借りていますが、来年度はハーフセットを購入する ことを検討しています。

私生活及び学業面の双方において、大きな収穫があった一年でした。これらを糧に最終学年とな る来年度もさらなる知的な高みを目指して邁進してまいります。